オピニオンコーナー
個々の国民が自由に考え、自由にその考えを多くの人々に伝え、発表できることにより、国民国家の民主主義は健全性を保つことができます。 しかし、グローバル化が進む社会の動きは早くかつ大きなものです。その動きに、一人だけでは、ついていけず、その結果、政治、経済などの諸分野における情報分析・精査、ダイナミックかつ総合的な視野によるバランスが取れた判断そして思想構築が困難になりつつあります。
また、政官そしてメディアによる情報の取り扱い方も、かなり「勝手」であり、国民は自らの健康・命そして生活に大事な情報にタイムリーに接することができず、「人間安全保障」が蔑ろにされるケースも多々あります。 限界が見え始めた新自由主義経済、地政学的なリスクが高まる東アジア、国家主権と国際的な取り決め(TPPなど)の対峙など、世界の政治・経済は、その揺れを高めつつあります。一人一人の真摯な知的研鑽は「仲間」を得ることにより、政治、経済におけるグローバル、地域そして日本の構造上の問題を解決する巨なる「知の力」となると考えます。 その一つのきっかけとして、円卓会議での知的研鑽の成果を、本オピニオンコーナーで発表させていただきます。
代表 鈴木 壮治
オピニオン一覧
- 2017年7月7日憲法第9条改正と日本の安全保障
- 2017年5月15日朝鮮半島危機と日本の正念場
- 2017年3月7日リスク化する世界と包括的な安全保障
- 2017年1月13日トランプ新大統領が問う「日本の国体」
- 2016年7月22日遺伝子組み換え食品・農薬―人間・生態系・環境への脅威
- 2016年7月 5日グローバリズムが生むナショナリズム
- 2016年6月29日憲法の変遷理論と九条の無効確認決議について
- 2016年6月27日日本、米国、インドのトライアングルで太平洋の平和と安定の構築を!(雑誌「財界」 平成28年6月7日号掲載)